空とぶものの誘惑
仙台・宮城の情報のほか、さまざまなことを書いています。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グリーンウォッシュ (Greenwash)
※このブログでは、バルーン関係の話題も時々取り上げています。

今回は、風船飛ばしについて環境問題を意識する方向け」の私が考える
環境意識について書いてみたいと思います。

以下に記すのは日本バルーン協会のホームページの「風船飛ばしに関する資料」(茶色文字)
の引用と、それに対する10年以上にわたりさまざまなイベントで見聞きして感じた私の考えです。

?.ゴム風船についての研究と報告

1. 『ゴム風船の空中への放出が自然環境へ与える効果の研究』1989,7/29NABA、環境委員会技術顧問 D.K.バーチェット
"通常、上空8キロメートルまで上昇した風船は、外気が摂氏零下40度の中で硬化し、気圧の低下で既に7.3倍に膨張している。ここでゴム膜が膨張に耐え切れず、粉々に破裂し地上に落下する。また、上記の例と違ってガスが漏れそのままの形で落ちて来た場合でも、3,900ヘクタール(東京ドームの834倍)の広さの地域に1個が落ちる計算となるので、殆ど人目につくような数ではないし、これとても生物分解して樫の葉が朽ちるのと同程度の速度で消えて無くなる"という科学的実証研究報告。


風船の上昇限界はゴム膜の伸びの余裕やヘリウムガの浮力の上昇速度などに依存するため8000m説は根拠がない。 仮に8000mの低温下(-40℃)でも低温に起因するゴム膜を粉々にする脆性破壊は起こらない。


これは根拠の資料を見る限り8000mという高度は実測でなく、電卓で求められた値。3,900ヘクタールに1個の
評価も実はかなり怪しい推測なのです。(現実には英国2006年には海岸線100mに平均1個以上風船ゴミが
落ちているという実態の環境調査も出ています。) この仮定の実現可能性は何%でしょう?


・環境の話でよく「上空8000m」という人がいますが、そういう人に「上空8000mの根拠は何?」
 と聞いてみたいと思いますね。 そこまで到達する確率はPRに値するほど高いのでしょうか。
・上空8000mという世界ですが、我々が思っているより過酷な世界のようでチョモランマ登山では
 高山病であっけなく命を落とす方もいます。 チョモランマの登山では一気に頂上まで上り
 詰めることはなく、5000~6000mの高度で2,3ヶ月生活し、体を慣らした上で頂上を
 目指すらしいですね。 野口健さんの講演会の中では登山中は下界で暮らすより脳の細胞の
 死滅する速度が速くなるようで、試合で頭部を強打されるボクサーの頭脳とも例えていました。
・さて、高度8000mは標準大気でいえば気温は-37度、気圧は356Hpとなります。
 ですが、これはあくまでも標準大気。 実際には-15~40度程度とかなり気温のブレが
 あります。 「-40度でゴムが硬化」とこだわる意味は何なのでしょう。
・ちなみに2008年に三浦雄一郎さんのチョモランマ登山では、高度6400m地点で
 最高気温58度の記録があります。(岩山の輻射熱などの影響でしょうか、標準大気は
 6400mでは-26.6度なので約85度の差。-40度からでは約100度も温度が違います。)
・「約7.3倍に膨脹している」といいますが、これは風船にガスを入れる量が違うだけでも
 計算が狂うでしょう。風船のサイズのみならず個体の品質のバラツキによっても違うはず
です。
 ガスを入れ過ぎれば低いところで破裂、足りなければ高く飛ばず落下。
 また、浮力の大きさや気温・気圧、上昇・下降気流の影響によっても高高度まで上昇できるかは
 変わる
のではないでしょうか。
・実はプロですら9~11インチの風船では上空8000mまで飛ばすのは神業かもしれません。
 1気圧は1013.25Hp。 8000mでは標準大気は356Hpですが、大気圧の約1/3。
 地上の大気圧に相当する1気圧は物体に1.033kg/cm2(平方センチメートル)の重力が
 掛かっています。
 地上にある物体を上空8000mまで持っていくと、物体には外側に向かって1cm2に付き
 約657g(左右方向には1cm2に付き約1.3kg)の引っ張る力が掛かります。
 これは言い換えれば、地上で膨らましたゴム風船の膜の表面積10cm2(直径約3.5cm)
 に付き一方向に6.57kgの引っ張る力に全方向が同時に耐えられなければ8000mに
 到達する前に破裂することを意味しているのでは?
 (まあ、極論ですが。 ちなみに一般的なゴム風船の内圧は外圧に比べ20Hp程度しか
 高くありません。)
実際には粉々に破裂しない可能性も少なくないですね。 膜状の破片は我々人間が
 飲み込んでも危ないですが、まき散らしたゴミの動物が飲み込んだ場合の安全性は!?
 (NTV系ドリームビジョンの高層気象観測のラジオゾンデやレーウィンゾンデに使われる
 ゴム気球の破裂シーンは、我々がよく使うゴム風船には当てはまりません。 
ゴム風船より極薄で20分灯油に浸してから使うゴム気球と 同じということはできないですね。
 ゴム気球は球体が大きいので上空8000mをはるか高く飛ばす用途の商品もありますし、
 飛ばすときの直径の数倍に大きくなるので膜も非常に極薄となり破片が粉々になりやすいのです。)
・8000mの高さから落とせば確かに東京ドーム834倍の広さに1個なのかもしれませんが、
 大量に飛ばせば、実際には局地的に大量に落下する可能性もあります。
 (これは天気予報の予測に用いられる流体力学の運動方程式ナビエ・ストークス方程式の
 世界なのでしょう。 現実には決められた地域に均等に落下するとは限らないですし、
 どこに落ちるかは行為を行うまでわかりません。)
・昨年の嵐のコンサートの10万個の風船を飛ばしで会場周辺に大量に風船が落ちていました。
 どうしてイベントの主催者はゴミを片付けることなく放置したのでしょうか?
自然環境には問題ないとしても、数多く飛ばせはイベント実施者には環境美化の
 意識への疑問が投げかけられます。
 子供に「天然ならば場所も考えずゴミをポイポイ投げ捨てていい」といえますか?


※補足
 2010年1月25日に放映された日本テレビ系「スーパーサプライズ」の「日本最低気温氷点下41度で
 大実験!驚き現象ベスト5」で冷凍倉庫の-41度のなかでゴム風船に針をさす実験が行われましたが、
 風船は粉々になるどころか穴が開いたもののゴムが縮まらずそのままの形となり、破裂音も起こりませんでした。
 (これは低温でゴムが縮みにくくなるため。膨らました風船の口を開いても膨らんだままの状態になります。)

10013191.jpg


2. 北海道大学水産学部による父島沿岸の漂流物の研究報告をした荻教授は、「過去500点以上の外洋漂流物の中にゴム風船は認められませんでした。少なくとも、日本の報告例には海面に浮いた状態のゴム風船は一つもない。また魚網にかかり事故死した3,000~4,000羽の水鳥の胃からもゴム風船は認められませんでしたし、日本獣医大学での標本データにもゴム風船による死亡例はありません」と話している。

→漂着ゴミの海流に沿った調査が行なわれていない。 具体的な調査内容が不明(北海道大学からの回答もなし)。日本獣医大学が実在するのかすら不明。


...ですが、最近の世界規模のビーチクリーンアップ運動で2日間で約6万個のゴム風船が
見つかったという報告もありますね。
 (そういえば私も昨年(2008年)秋の深沼海水浴場で風船用のプラスチックバルブを見つけました。)

【本ブログ:コスモアースコンシャスアクトin仙台(2008/10/06)】
http://soratobi1.blog73.fc2.com/blog-entry-2416.html


3. 米国マイアミ大学海洋気象科学学部 ピーター・L・ルーツ博士の研究によると、
? 海亀にゴム風船を給餌する実験(1989年)では
 "ゴム風船を海亀に給餌してもそのまま排出され、しかも無害であった"
? 海亀に天然ゴムとビニールを給餌する研究では
 "驚いた事に、どの海亀(5頭)も無色透明なビニールは食べなかった"
と報告している。
これは、もし脱色したゴム風船が海面を漂っていたとしても海亀はクラゲと間違って食べないし、もし間違って食べたとしてもそのまま排出され無害であると言う事である。


→ピーター・L・ルーツ博士はウミガメ生理学の第一人者で、この資料の中で風船飛ばしの行為に賛同しているような書き方がされていますが、むしろ逆にゴムラテックスで出来たゴム風船などの飛散ゴミによるウミガメへの生物被害を懸念していた人物です。
1989年に発表された「STUDIES ON THE INGESTION OF PLASTIC AND LATEX BY SEA TURTLESウミガメによるプラスチックと天然ゴムラテックス素材の摂取の研究)」の中で、「ウミガメは空腹時にはプラスチックやゴムラテックスの素材を積極的に飲み込むこと。それ自体はエネルギー代謝が低い場合を除き生理的な影響は低いが、ゴムラテックス素材はウミガメの腸の上部に長期間滞留する懸念があるとして、より詳しい調査が必要」と指摘していました。
その懸念は、後に4ヶ月もゴム風船を排泄できず衰弱した若い海亀が生物保護団体に保護されたことで、現実のものとなりました。
→結論を出すのにたったの5頭で評価をしており無理がある。一方で、クラゲを主食とする絶滅危惧種のオサガメなどが誤飲するとして問題となっている。


ウミガメといっても、種によって食べる物が全く違います。 また近年では
ひもを飲み込んだウミガメも見つかっています。
それから、驚くべきはたった5頭の検査で結論を出していることの方でしょう。
(例えば選挙の当選予想をたった有権者5人の調査だけで結論付けられるでしょうか?
 確率論の暴走のようにも思えます。 ちなみに以前NHKの環境教育の番組の中での
 名古屋港水族館で飼われるウミガメの誤飲実験では、銀色のスナック菓子の空き袋のほか、
 500mlのペットボトルまで飲み込もうとしました。)
こんにゃくゼリーの事故でも問題になりましたが、こんにゃくゼリーが危険なのは
幼児とご年配の方が多かったはず。
成長の度合いによっても危険性の度合いが違う可能性もあるのでは?

ちなみに、フェレットは風船の破片を飲み込んで絶命する可能性の高い動物として
知られています。

※最近ゴム風船も腸閉塞の一因と思われるウミガメの死亡事例が相次いで報告されています。
 大量の数の風船を飛ばす行為の希少生物への安全性に各国が疑問を感じ始めています。
 (人工物のゴミを飲み込んで排泄されるとしても、常時ウミガメの体内にゴミが入っているような
  状況は、生態系にとって健全といえるでしょうか?)

【タロンガ動物園(オーストラリア):Animal Update: Green Sea Turtle(2009/6/17)】
http://www.taronga.org.au/series-3/updates/turtle-hook.aspx
↓Loggerhead Turtle killed by a balloon.(風船によって命を落としたアカウミガメ)
loggerhead_turtle_balloon-640x480.jpg

【WILD SHORE OF SINGAPORE:Documented reports of Death-by-Balloon?(シンガポール2009/3/25)】
http://wildshores.blogspot.com/2009/03/documented-reports-of-death-by-balloon.html
↓The below pictures are of trash taken from two different turtles’ intestines.
(下の写真は、2匹の違う亀の腸から採集されたごみくずです。)
loggerhead-intestinal-debris.jpgballoon-etc-from-widget-2003.jpg


【メディアジャム:レジ袋食べる海亀が急増 生息状況悪化の一因に(共同・09/04/20)】
http://mediajam.info/topic/872189
レジ袋食べる海亀が急増 生息状況悪化の一因に
- 09/04/20 | 共同通信配信NEWS

 現存する最大の海亀で、絶滅の恐れが極めて高いとされるオサガメのおなかからレジ袋などのプラスチック製品が見つかる割合が1960年代後半以降、急増していることが、カナダ・トロント大などの研究グループによる20日までの調査で分かった。
 世界各地の海岸に死骸で打ち上げられるオサガメの40%近くからプラスチック製品が確認され、中には消化管に詰まって直接の死因と疑われる例もあった。
 クラゲを主食とするオサガメは、海面に漂う袋などを餌と誤認して飲み込むことが多いとみられる。研究グループは「海に浮かぶ大量のプラスチックごみが生息状況を悪化させる一因となっている」と指摘した。
 グループは1885年から2007年まで、死んで打ち上げられたオサガメの解剖記録に、自らの調査結果を加え、計408匹の胃の内容物などを調べた。
 胃の中からプラスチック製品が見つかったとの最初の報告例は1968年。見つかる割合はそれ以降10年ごとに13%、23%、40%と急増し、68年から2007年までの平均でも37%だった。
 レジ袋のほか風船、たばこやお菓子の包装、釣り糸などが多く、袋のような大きなプラスチック製品が消化管に詰まっていた例が12件確認されている。

 研究グループのニコラス・ムロソフスキー・トロント大教授(現名誉教授)は「消化管に詰まらなくても、栄養の吸収を妨げている恐れが強い」と指摘。「オサガメが減ることが、クラゲの大発生につながることも考えられる」とプラスチックごみ削減を訴えている。
(共同通信社)




4. 死亡した海亀の腸からゴム風船の小片が見つかった事で有名な米国ニュージャージー州の海洋哺乳動物保護センターの責任者ボブ・ショールコフ氏は、「死因がゴム風船であるとは確認出来ていない」と語っている。
バージニア海洋科学研究所、テキサス大学、オキーノス大洋研究所などの第一級の海亀の研究に於て、"天然ゴム風船が海亀の死因であるとする証は無い"と報告している。


→保護された若いウミガメがゴム風船を誤飲して排泄に4ヶ月もかかり衰弱が見られたことから、ゴム風船の誤飲が弱肉強食の自然界では死因となる可能性が明らかになっている。


案外忘れがちなことですが、アメリカの海洋生物保護センターはこのニュージャージー州の海洋哺乳動物保護センター(MMSC http://www.marinemammalstrandingcenter.org)だけではありません。
別のアメリカの海洋生物保護センターでは若い海亀が誤飲したゴム風船の排泄に4ヶ月もかかり、
衰弱も見られたことから、ゴム風船の誤飲がウミガメの衰弱死の一因になることが分かっています。



【Sea turtle Rescue and Rehabilitation Center(アメリカ・キャロライナ州、2008年)】
http://www.seaturtlehospital.org/shacklefordIII.html
↓Is it food? These are the life and death questions turtles now struggle with.
Weeks after admissions this little green passed two pieces of balloons, one blue and one red. Had she not been able to pass these pieces she would have died.
(それは食べ物ですか? いいえ、これらにより現在カメたちが苦しみ、死活問題にもなっているものです。
 ウミガメ救命治療センターに保護されて数週間後に、小さい緑色のカメは、この青と赤の風船の破片を排泄しました。
  これらの破片を排泄できなかったなら、カメは死んでいたことでしょう。)
shacklefordIIIballoons.jpg


一方、海鳥などが風船のひもに絡んだまま死んでいる例はインターネット上でもよく見かけます。
 (過去に私も実際に割れた風船のひもが絡んだハトを見かけていますしね。)

【Youtube:不条理のハト(2005年8月10日撮影)】
http://jp.youtube.com/watch?v=vC0npm3YXr0


5. 米国漁業野生生物保護局のキャシー・ベック氏による過去8年余りの間に死亡した439頭のSeacow(ジュゴン)の調査によると、
「死亡したジュゴンの腸からゴム風船が出た事例は皆無だった」と語っている。


→水より軽いゴム風船の誤飲安全性を海底の海草類を主食とするジュゴンに求めるのは意味がない。
 海面に浮いたエサを食べるウミガメや海鳥が風船の事故に巻き込まれていることが多い。



物質の密度を水を0.997(25度)、海水を1.01~1.05とすると、弾性ゴム(0.91~0.96)や、
ポリエチレン(0.92~0.97)は水や海水に浮きます。

↓ゴム風船やゴム風船用部材のプラスチックは水に浮きます。
(ゴム風船は中を水で満たしていますが浮いています。)
09052591.jpg

一方、ジュゴンは呼吸などで水上に上がることはあっても、海底の海草が主食なので、
ジュゴンの誤飲調査にどれだけの意味があるのかはわかりません。


6. 『微生物による天然ゴム廃棄物処理』平成2年、10/23日本農芸化学会雑誌刊によると、
"土壌より分離したナカーティア属の放線菌835Aにより、厚さ0.1ミリの天然ゴム製手袋は最も容易に分解され、ほぼ3週間で完全に分解された"
『加硫天然ゴムの微生物分解について』1985.7/17 米国微生物学会刊
『加硫天然ゴムの微生物において混合成分の違いによる効果について』1990.2/16 米国応用高分子化学誌刊
上記の文献はいずれも天然ゴムは土壌の微生物により分解すると述べている。
また、"天然ゴム風船は微生物、紫外線、空気および自然環境により分解する"と述べている文献を巻末に列挙しておきます。

6の文献
?『ポリマーと樹脂』B、ゴールデング博士著 N.Y 1959
?『繊維、フイルム、プラスティックとゴム』W.J.ロフ・J.R.スコット著
?『ゴムの加工技術と製造法』C.Wブロウ著 London 1971
?『ポリマーの自然環境中での曝気』A.ディビス著 London 1983
?『化学とゴムの加工技術』C.Cディビス著 N.Y 1937
?『天然及び合成ゴム化学』H.Lフィシャー著 N.Y 1957
?『ゴムの加工技術の理論と実際』P.Kフリークリー著 London 1978
?『ポリマーの構造、特性と応用』R.Dディーニン博士著 Boston 1972
?『ゴムの技術用語』E.Iデュポン著 Delaware 1957


→市場に出回るゴム風船には、劣化防止剤などを添加したバルーンアート用の分解しにくい(保存性の高い)製品が多く出回っている。しかし自然界でも分解にかかる数ヶ月ないし約1年かかり、生物への事故その間に起きる。
ゴム風船は水に濡れていると分解しにくいとされる。


分解されやすいゴム風船も確かにありますが、約15年経っても膨らますのに問題のない
ゴム風船も実際にあります。
(「カシの葉と同様の速さで分解する」という表現自体にも疑問がありますが...)
けれども原材料名にゴム添加物が記載されず、単に「天然ゴム」とだけ書かれていては
一般人には区別はつかないでしょう。

【本ブログ:かなめは添加剤(2009/05/12)】
http://soratobi1.blog73.fc2.com/blog-entry-3607.html


7. 1988年10月20日、米国ワシントン州シアトル市の連邦地方裁判所で「天然ゴムから作った風船が自然環境を害する原因になるとは考えられない」とする判決が出ている。
これは、環境保護団体が風船を飛ばす事を止めさせる申し立てに対しての正当な判決の結果である。



8. 1993年6月には米国フロリダ州において、一束10個以上にまとめたヘリウム風船を故意に空中へ解き放す事を禁止する法案が可決された。
しかし、この法案には但し書きの文が付いている。
『有機分解や光分解が可能な風船は除外する』である。
有機分解や光分解が可能な風船は除外するのであるからゴム風船は飛ばしても良い事となっているのである。(1,6,参照)
以上の様に植物性天然ゴムから作ったゴム風船は自然環境(自然の紫外線、オゾン、太陽熱、雨、風、微生物、等)により分解して土に還る物であり、海の哺乳動物や海亀にも害を与えないと思われる。


→1990年代以降の様々な生物保護団体に・動物園・環境美化団体などによる環境調査で、ゴム風船の大量の風船飛ばしはやはり環境に問題があることがわかっている。


ニューヨークではたしか商用で24時間に一度に25個以上の風船飛ばしをすると罰金を
取られるという条例があります。
(気象や防衛などの政府の国益用途、回収可能な熱気球、室内使用などを除き)
※ニューヨーク州環境保全省では、海洋環境保護のための風船飛ばし規制の条項を
 同州の環境保護法に盛り込む改正法案の検討が行われています。
 (風船飛ばし規制法11-0331および同法の施行及び罰則法71-0929が4月22日の投票で
 150人中110の賛成、29の反対、11の無効票で可決、2010年1月6日に議会で否決となっていますが、
 今後も環境保全について討議が続けられそうです。)

【アメリカ・ニューヨーク州議会:法案(A709)の結論】
http://assembly.state.ny.us/leg/?bn=A00709


余談
 さて、表題のグリーンウォッシュ(greenwash)」ですが環境に優しい意味の言葉ではありません。
 「企業活動や商品/サービスの環境影響について、消費者に間違った印象を与える行為」
 のことを指します。


バルーン業者の中には、風船飛ばしの影響を「全く影響ありません」のようなくだりで
書いているところもありますが、「全くない」といえるのは、確率論的には「全数検査で
全く影響がないと保証できた場合だけ」しかないのです。
(書いてあるとすれば、環境意識はセールストークレベルなのかもしれません。)

確率論を掲げるのであれば、飛ばす数が多ければ多いほど環境に影響を与える
可能性が上がる
こともわかるはずです。
(これは確率論の常識でしょう。(大数の法則、中心極限定理、etc))
先にも述べましたが足に風船のひもが絡んだ事例も私は実際に目の前で見つけています。
つまり確率は0ではありません。
そして仮に問題の起こる確率は0.01%だとしても100万回(個)飛ばせば、
100件の事故例が起こる可能性があるのです。


我々が風船飛ばしの影響について簡単に推し量る方法が実はあります。
それは、野球場などで一度に何万と使われる大量のジェット風船の応援行為。
本当に全く影響がないのであれば、飛ばしたジェット風船を人手を使って回収する必要は
全くないはずです。


しかし、現実にはおおよそ回収可能なものは「直後に」人手により必ず回収されていますし、
一方でゴムくずの巻き込みから球場設備のトラブルを引き起こす恐れや、隣接する電車の架線へ
の影響、環境美化の観点からジェット風船の応援行為自体が禁止されている球場もあります。

風船飛ばしは全廃すべきではないとは思いますが、1度に5万個も飛ばし(2日間のコンサートで
倍の10万個)、しかもできる限りのゴミの回収活動もしないというのは、全国の大小の多くの
企業の社員が率先して地域の環境美化活動に参加しているという現在の環境意識の空気が
読めていないような気がしますね。
(10億円もコンサートにかけたのであれば、全部回収とはいいませんが、スタッフを動員して
 近隣のごみを片付けることぐらいできるのでは?)

実のところ、風船飛ばしが環境に良くないという元凶は物の素材以上に、環境に無関心で
無責任な、金のことしか考えないイベント実施者の行動
によるところが大きいと思えます。
イベント会場周辺の住民にも保全された生活環境で生活する権利はあるのです。 どうして
第三者の儲けの為に税金や周辺住民の手をかけて、望まれもしない土ぼこりにまみれたゴミを
片付けなければならないのでしょう。
日本では飛行機等によるチラシのばらまき行為ですら禁止されていることを
忘れてはいけません。)

(今回の嵐のコンサート会場の周辺住民で、コミの放置に悩まされた方はイベント主催者や
 お近くの区役所にクレームを入れることをおすすめします。 クレームの電話一本が
 『本当の意味』で企業の環境美化の意識の向上につながります。)




先日はこんな記事もありました。

>石膏の歯形片を不法投棄容疑 歯科技工士ら2人逮捕
>5月28日18時18分配信 産経新聞

> 入れ歯作成時に使う石膏(せっこう)の歯形片約261キロを不法投棄したとして、栃木県警生
>活環境課と鹿沼署は28日、産業廃棄物処理法違反と河川法違反の疑いで、鹿沼市上石川、
>無職、三好秀一容疑者(51)を、産業廃棄物処理法違反の疑いで同市上野町、歯科技工士、
>市川芳明容疑者(51)をそれぞれ逮捕した。 

> 同署などの調べによると、三好容疑者は昨年11月から今年2月中旬にかけて、同市見野の
>河川堤防付近に石膏の歯型片約261キロを捨てた疑い。市川容疑者は三好容疑者が産業
>廃棄物処理業の許可を受けていないことを知りながら、歯型片の処理を委託した疑い。


先の嵐のコンサートで飛ばした風船は約10万個ですが、9インチ(1個約2g)で約200Kg
11インチ(1個約3.5g)で約350Kgのゴミを自然環境にまき散らし、
その一部は多数の周辺住民にゴミ回収の手を煩わせたことになります。


我々一般市民が、かりに高々10kgのテレビを不法投棄しても、実は「不法投棄には懲役5年以下
若しくは1,000万円以下の罰金またはその両方が科せられる」恐れがあるのです...


廃棄物処理法の理念のひとつにあるのは「環境保全」。
自然環境や生活環境にゴミをまき散らして、廃棄物を処理しようということではないはずです。

また「事業者は、その事業活動に伴なって生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理
しなければならない」ことも示されています。(第3条)


一般市民でも、他人の家に空き缶を投げ捨てつづければ逮捕されるこの日本
「環境にいいものならば何十万、何百万と捨てていい」という時代錯誤的な考えが業界に
あるのかもしれませんが、当然ながら闇雲な量を捨てればやはり影響は出てきます。
架空のイメージに頼らない適切な環境保全の意識がバルーン業界には求められているのかも
しれません。
関連記事

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://soratobi1.blog73.fc2.com/tb.php/3681-13d45a70
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ACCESS



Search Widget

http://twitter.com/goodies/widgets



環境アピール

balban.gif ↑上のファイルはGifアニメファイルで簡単に表示できます。  あなたのブログにブログパーツのように貼り付けてお使い下さい。

Take a stroll with MCS Beachwatch(漂着ゴミ映像)

風船飛ばしで野生生物の命が奪われます!

エコ風船を含む天然ゴム風船の大量の風船飛ばしは、野生生物の誤飲や絡まり事故の原因となり命を落とします。

欧米では天然ゴム風船(エコ風船)による風船飛ばしが、分解前の風船の誤飲ひもの絡まりにより命を落とす原因となることが分かっています。

mcs15.jpg

このブログでは野生生物に影響を及ぼす1万個を超える悪質な風船飛ばし(バルーンリリース)に反対します!

日本では、業界により「土にかえるから環境に優しい」という風船飛ばしの安全PRが行なわれていますが、野生生物に対する十分な影響調査が行なわれていません。ご賛同される方はJEAN・クリーンアップ全国事務局日本ウミガメ協議会などの環境団体に提言をお願い致します。



プロフィール

soratobi1(あきら)

Author:soratobi1(あきら)
FC2ブログへようこそ!

※コメント・トラックバックは内容を確認のうえ掲載しています。



カテゴリー



カレンダー(月別)

10 ≪│2017/11│≫ 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -



最近のコメント



月別アーカイブ



トラックバックリスト



QRコード

QRコード



Yahoo! ニュース



Hilight_KW



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



RevolverMaps



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



FC2カウンター



Clock Link



tenki.jp

tenki.jpのトップページにある天気予報画面を、ブログパーツにしてみました。上部にあるタブをクリックすると、天気、気温、降水確率の画面に切り替わるのでとても便利です!



お天気時計(仙台市)





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。