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エコ風船の風船飛ばし、バルーンリリースの真実

※このブログでは、時々バルーンにまつわる話題を取り上げています。

先日は、このブログで日本バルーン協会が、風船飛ばしの安全性を示す根拠
として用いられるD.Kバーチェット氏の資料を取り上げましたが、
先日の国立競技場のの4日間で20万個(1日5万個)のバルーンリリース
風船飛ばし)の反響もあったようです。

↓1日5万個、4日間で20万個...
10090993.jpg

そこで今回はイギリスの海洋保全団体MCS(MCSUK http://www.mcsuk.org/)の風船飛ばし反対キャンペーン
「Don't let go!」の大意を訳してみました。
(誤訳もあるかもしれません。英語が読める方は原文をお読みください。)

その中で興味深かったのは、風船の誤飲で死ぬ野生生物が多いということ。
そして若く小さいウミガメが天然ゴム風船エコ風船)を飲み込むと
排泄に4ヶ月かかることもあり衰弱してしまうということ。

ウミガメ100頭が大人になる頃には1頭程度しか生き残らないことや、
弱肉強食の自然環境では風船を飲み込むことがそのまま死を意味してしまうの
かもしれません。

先日のコンサートで自然環境に20万個もまき散らしたゴム風船(エコ風船)。
 これは見たところ9インチのようですが、破片のひだが物に絡まりそうです。
小さいウミガメや海鳥が食べたら大変なことになりそうですね...

10090992.jpg10090991.jpg

※9月3日に飛ばした風船がとある浜辺で見つかったということです(9月12日)。その浜では先日は4個見つかっています。
(当然ですが元がゴム風船なので水に溶けている形跡は見られません。)
10090994.gif

日本では2009年に海岸漂着物処理推進法が制定されて、業者もゴミの排出量の削減が求められて
いるはずなのですが、一方で太平洋岸で1つのイベントで20万個も風船飛ばし
いいのでしょうか...今後歯止めのきかない大変なことになる気がします。


大きいウミガメは定置網の混獲で命を落とすケースも多いといわれます。
でも、誤飲されるエコ風船(天然ゴム風船)は成体でない小さいウミガメの
腸をふさぐことによる栄養失調で、餓死や生物に食べられやすくなるワナを
ばらまいているのと同じ
ことを頭に置く必要があります。
それは、このようなコンサートなどの大量の風船飛ばしでも、少数でも
全国各地で数多く行なわれている結婚式のバルーンリリースでも同じです。


日本で風船飛ばし環境に優しいという環境評価の根拠が、先の海外の
D.Kバーチェット氏の資料の「土に還る」というのが主な根拠ですが、欧米でもその根拠は浸透しているものの、むしろ「土に還る前の風船による誤飲やひもに
体が絡まることによる野生生物への危害」の方が重要視されている
ことに
気づく必要があります。

土に還るといっても海に落ちては分解は遅くなるのです。
分解されていない風船で誤飲するようでは元も子もありません。



今の日本における根拠のない「エコ風船」ブームははっきり言って異常ですが、「土にかえるならば野生生物の命を脅かしていい」のか?
日本人の生物多様性の意識やモラルの一端が問われているのだとも思えます。

以下の文章を見てあなたはどう思いますか?


【MCSUK:dont let go.pdf】(原文)
http://www.mcsuk.org/downloads/pollution/dont%20let%20go.pdf

↓本文




風船飛ばしをした後、何が起こりますか?
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生物+風船の破片=生物の死

風船で野生生物の生命を奪うことができます。


「止めましょう!」
風船の使用者がするべき、MCSのキャンペーンです。


我々の海、海岸そして野生生物を保護しています。 ― 現在、そして、将来の世代のために。




風船は空気中を上昇し,あなたの視界から消えます。
しかし環境から無くなったわけではありません。

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MCSで組織する浜辺のゴミ調査で、英国の浜辺で発見される風船と風船の破片の数がこの10年で3倍にもなったことを示しました。

・放出された風船のうち10%は破裂せずに落下し、野生生物に対する深刻な脅威をもたらします。
・イルカ、クジラ、カメ、海鳥やそのほかの動物はみんな風船で命を落としました。
・もしそれが飲み込まれると風船は動物の腸をふさぐことがあり、餓死の原因をになります。
・動物は風船に付いたリボンやひもに巻き込まれることがあります。それは彼らの行動や捕食能力を制限します。
・風船の分解には数カ月または1年以上かかることもあり、生分解可能なラテックス風船(日本でエコ風船といわれる天然ゴム風船)ですら危険です。
・カメは風船をクラゲと混同して捕食するため、特に危険にさらされています。
・大規模なバルーンリリース風船飛ばし)は、イギリス、アメリカとオーストラリアのいくつかの地方自治体によってすでに禁止されました。
・止めましょう!

風船で野生生物の生命を奪うことができます。



野生生物にやさしい風船使用のためのMCSのガイドライン
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あなたは、野生動物を傷つけることなく、風船を楽しむことができます。

・風船を屋外で飛ばさないでください!
・風船はヘリウムでなく、空気を注入してください。
・マイラー(ホイル)風船よりも、天然ゴムラテックス製の風船を使用してください。
・風船を結ぶときプラスチック製のリボンよりも、自然綿のひもを使用してください。
・屋外で使うどんな風船も結わえてください。
・いつでもプラスチック弁を使わずに、手結びの風船を手渡してください。
・この[止めましょう!]キャンペーンに署名をしてください。
www.mcsuk.org

※代用ゲームの項は略




「止めましょう!」
風船の使用者がするべき、MCSのキャンペーンです。

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風船を飛ばした後、どのようなことが起きるのでしょう?

風船の使い方と風船飛ばしバルーンリリース)よる海洋の影響については、
www.mcsuk.orgへ。

直接我々と連絡をとることもできます:
Marine Conservation Society
Unit 3, Wolf Business Park
Alton Road
Ross-on-Wye
Herefordshire
HR9 5NB
Tel:01989 566017
Fax:01989 567815
E-mail:info@mcsuk.org

MCSの[やめましょう!]キャンペーンの団体は、the Project Aware Foundation (International)英国王室所有地により資金が助成されました




バルーンリリースの代用

バルーンリリース風船飛ばし)から簡単に代用でき、我々の環境に危害を引き起こすことのない多くの種類のイベントがあります。

カメとイルカを含む多くの海洋生物は、食物と思い不意に風船を食べます。
それにより生物の胃をふさぐことで死なせることがありえます。
また動物は、風船のひもで容易にからまります。
ですがこれは止めるのは実に簡単です - 風船を飛ばさないことに尽きます。
我々はあなたを助けるために選ぶたくさんのイベントがありますが、いくつかのアイデアをここでまとめました。


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我々は風船業界に対峙するわけではありません。- しかし一方でバルーンリリース風船飛ばし)のゴミの環境問題に立ち向かわなければなりません。
あなたが風船をすでに買ったならば、どのようにすれば代用のイベントができると思いますか?



★懸賞付き風船割り
空気を満たした風船の中に2,3の賞を隠してください。
屋内で風船をまき散らし、皆にそれらを割って賞を見つけてください。
また同様の仕掛けで風船をくじとして売り、チケットを見つけた者を勝者とします。

★風船割りリレー
チームの各メンバーは、チームの次の走者の印とするために、短距離走を走りランニングバック(あるいはマット)の前で風船の上に座り、割って戻ってこなければなりません。 最初にすべての風船を割ったチームが勝ちます!

★風船彫刻
風変わりな楽しいバルーンモデリングの製作に、風船を活用してください。

★バルーンアート。
バルーンアーティストをアニマルバルーンをつくるために雇ってください。

★風船の数当て。
車を風船で満たしてください、そして正しい推測は賞を受けます。(地元の自動車のディーラーに賞として車を寄付させてもらえますか?)。


出費を抑えて多くのお金を集めたいのですか? では代わりにこれらのイベントをためしてください:


★後援イベント
それでかかるのはは、後援の費用です!
ランニング、歩くこと、水泳、ホッピングなど何でもあなたが好きなもので、後援されたものをいくつか見つけ参加してみましょう!

★オークション
人々と地元の会社に賞を贈呈させて、あなたの目的のためのお金を集めるために、オークションを開いてください。

★仮想風船リリース(インターネットのオンラインゲーム)。
彼らが存在します!
あなたは風船のスポンサーとなり、正確な場所からそれを飛ばすことができ、それがどこで落ちるかについて、オンラインで追跡することができます。
環境に対する害もなく世界を旅している風船。すごいですね!

★音楽コンサート。
新しいローカル・バンドを支持して、音楽のエンターテイメントの夕べの司会をつとめてください。
コンサートのチケットはあなたの目的への前進につながり、そして、音楽家は彼らの才能を公開する大きな機会を得ます。

★あなた自身に色をまとってください。
緑/青/ネオンのピンクの服をまとい、慈善事業にもお金を注いでください。



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風船は、祝祭や気分を高揚させるために、しばしば飛ばされます。
ですが、その代わりにこれらのアイデアを試してみませんか:


★キャンドルライト
★植木や花を植える


児童向けのイベントには?

★紙飛行機コンテスト(大人でも同様に熱中します。また競争心を高めます!)。
最も遠くまでとんだ飛行機に症が与えられます。

★学校を去るクラスを祝うために、木を植えてください..

★もしくは、学校年度のすべての子供たちに粘土を作るか、彼らの手形のコラージュを塗らせてください。その年の美しい、個人の記念になります。

★イースターエッグもしくは宝捜し

そして全く異なる趣向として...

★牛の放牧ゲーム
土地を小さい区画で正方形を区切り、その区画ごとにチケットを売ってください。
そして土地に牛を解き放ち、牛によって最初に到達した区画が勝ちます。

★凧飛ばし飛行を組織。
安く組織化でき、眺めが壮観な楽しみです。

最後に。あなたに何か役に立つアイデアがあったら、我々にも知らせてください!





【概要報告書】風船飛ばしをした後、何が起こりますか?
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風船で野生生物の生命を奪うことができます。

「止めましょう!」
風船の使用者がするべき、MCSのキャンペーンです。


我々の海、海岸そして野生生物を保護しています。 ― 現在、そして、将来の世代のために。




風船で野生生物の生命を奪うことができます。
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大部分の人々は、環境に放出される風船の末路を考慮しませんでした。
研究では大部分のこれらの風船が高い高度まで上がって、破裂して小さい破片になることを示唆します、
しかし10%は破裂せずに、長距離を空中で運ばれます。
全ての破れた風船の破片と同様に落下する部分的にふくらんだ風船も、野生生物に対する深刻な脅威をもたらします。
過去最大の風船リリースは、140万個の風船でした。
これは結果として、地球上(地上、水上、海岸など)には14万個の割れずに落下した風船と、何百万個もの風船の破片として落下した恐れがあります。



海の風船のゴミは、野生生物に対し深刻な脅威をもたらします。
プラスチック、捨てられたロープ、漁網と他の海の破片のような風船と海のゴミは、海洋の野生生物(海棲生物)を殺すことが示されました。
からまった動物はおぼれたり、窒息したり、餓死することがあります。
また、海の破片を摂取し誤飲すれば、それが腸に損傷を与えたり、ふさがることで飢餓に至ることがあります。
我々は、海洋野生生物の死因に風船の誤飲に起因する多くのケースが世界中にあり、風船で生物を殺すことができるということを知っています。

イルカ、クジラ、カメ、海鳥と他の動物のすべては、傷つけられたか、風船をのみこむか、風船のリボンやひもにからまることにより、いずれの場合でも命を落とします。


1985年に、ニュージャージーの海洋哺乳類保護センターは、マイラー(ホイル)風船を摂取した後に餓死したピグミーのマッコウクジラの最期を記録しました。
1987年に、彼らは部分的にふくらんだラテックス(天然ゴム)風船を摂取した後に餓死したオサガメの最期を記録しました。
風船摂取の他の記録は、カリフォルニアの海のマイルカ、テキサス州民海のアカウミガメと部分的にふくらんだラテックス風船を食べた後にフロリダで死んだアオウミガメを含みます。
身近なところ(イギリス周辺)では、フランス近海のハナゴンドウイルカが風船を摂取することが知られています。そして、そのことは北海のカメ(下で、事例研究を見てください)やフルマカモメにもいえます。

これらのケースは、我々が知っているものだけです。
海上で死ぬ大部分の海洋生物は検死されるものを除き、まず発見されることはありません。





事例研究:ウミガメ類の場合
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クラゲのような水面を浮く海の動物を餌にする、ウミカメは特に危険にさらされています。
オサガメ、アカウミガメ、ケンプのヒメウミガメ、アオウミガメやタイマイはイギリスとアイルランドの近海で棲息が確認されました、そしてオサガメは、毎年夏にクラゲを食べるために英国の近海を回遊します。
これらすべてのカメが海のゴミを摂取することは知られています。そして、おそらくそれを彼らはクラゲの餌食と間違えます。



米国の実験では、ラテックス風船の小さい破片を捕食し誤飲したアカウミガメが破片を排泄するのに最高4ヵ月がかかることを示しました。
この間に、彼らは浮揚異常がみられ、また血糖濃度も下がりました
悲しいことに、ゴム風船の摂取はウミガメを瀕死に導くことができます。


下で描かれる幼いアオウミガメは、2001年にブラックプールの近くの浜辺で打ち上がった死体です。
事実の分析で、カメの消化管が青いラテックス風船の大きな破片を含む海のゴミによって完全にふさがれていることが分かりました。
消化管の閉塞は、カメを餓死寸前から死へと導きました。




風船を理解する
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風船のタイプ
ラテックス(ゴム)風船は、天然ラテックスでできています。ゴムは生分解性はあるものの、分解に数ヶ月または1年以上かかります。

マイラー(ホイル)風船は銀箔でできています。しかし完全に分解されないのか、分解にどれだけかかるのかは明らかにされていません。

ガス注入風船
膨らました風船には空気またはヘリウムで満たされています。MCSでは、風船はいつでも空気を注入することを勧めます。誤って手放した場合、空気を満たした風船は取り戻すのが比較的簡単です、ところが、ヘリウムは空気より軽いので、ヘリウム入り風船は飛んでいってしまいます。

風船のひも
風船は、生物により分解する綿のひもで結ぶことができます
しかし大部分の風船は、現在、海の環境で残存し動物をからませることができるプラスチック・リボンで結ばれます。




永続的な問題
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MCSのビーチウォッチプロジェクトの間、行われる浜辺ゴミ調査は、毎年英国の浜辺で発見される風船と風船の破片の数が1996年以降で3倍になったことを示しました。
あなたは依然として世界中に清掃活動や環境調査の行なわれていない海や海岸がどれだけ多くあるか知っていますか?


我々は、風船が大きな距離を進むことができるということを知っています。
英国の中央部で放出される風船は海や海岸に向かい、遠くに行く途中を発見することができます。
国際的な沿岸のクリーンアップ2004で世界中で海浜清掃により63,000個以上の風船が回収されたことをアメリカ海洋団体の結果で明らかにしました。、
ラテックス風船が生物によって分解し、いくつかの研究で風船が樫の葉と同じ時間で分解することを示唆しています。
しかし、これに環境状況(例えば温度と湿気)に従い起こるために、最高6ヵ月がかかることがあります。
また、海水に浮遊する風船の研究では、12ヵ月後にそれらの弾力を保持している若干の風船は、空気中にさらされているものより非常にゆっくり劣化することを示します。
生分解可能なラテックス風船でさえ海洋では残存し、餓死をもたらすのに十分長い期間カメの腸の中で劣化しないままでいます。



風船と法律
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1990年の環境保護法(EPA)により散らかすことは違法で、各々の罪のための最高2,500ポンドの罰金です。
この行為で、それは公開の場所でゴミを落としたら寄託金を払う犯罪です、したがって風船を飛ばすのも犯罪としてこの条例に基づき見なされるべきです。 しかしながら、放出された風船は現在、ゴミと定義されません。

しかし、風船により野生生物に引き起こされる脅威を認めて、大規模な風船リリースは、南のハム地区評議会、オックスフォードシャー州議会とシェットランド諸島会議を含むいくつかの英地方自治体によって禁止されました。

また大規模な風船リリースは、同様にオーストラリアのニューサウスウェールズとアメリカのフロリダ、ヴァージニア、コネチカットとテネシーですでに禁止されます。


行動を起こしてください。
・あなたの地域で行なわれる地元の風船飛ばしの反対運動に、このリーフレットの情報を活用してください。
・あなたの地方自治体に手紙を書いて、大量の風船を放出することによって野生生物に引き起こされる脅威について話してください。





野生生物にやさしい風船使用のためのMCSのガイドライン
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あなたは、野生動物を傷つけることなく、風船を楽しむことができます。

・風船を屋外で飛ばさないでください!
・風船はヘリウムでなく、空気を注入してください。
・マイラー(ホイル)風船よりも、天然ゴムラテックス製の風船を使用してください。
・風船を結ぶときプラスチック製のリボンよりも、自然綿のひもを使用してください。
・屋外で使うどんな風船も結わえてください。
・いつでもプラスチック弁を使わずに、手結びの風船を手渡してください。
・この[止めましょう!]キャンペーンの署名は
 www.mcsuk.org

※代用ゲームの項は略




「止めましょう!」
風船の使用者がするべき、MCSのキャンペーンです。

mcs09.jpg

風船を飛ばした後、どのようなことが起きるのでしょう?

風船の使い方と風船飛ばし(バルーンリリース)よる海洋の影響については、
www.mcsuk.orgへ。

直接我々と連絡をとることもできます:
Marine Conservation Society
Unit 3, Wolf Business Park
Alton Road
Ross-on-Wye
Herefordshire
HR9 5NB
Tel:01989 566017
Fax:01989 567815
E-mail:info@mcsuk.org

MCSの[やめましょう!]キャンペーンの団体は、the Project Aware Foundation (International)英国王室所有地により資金が助成されました


参考文献:
Burchette D.K. 1989. A study of the effect of balloons releases on the environment.(翻訳
Coe, J.M. and Rogers, D.B. 1997. ‘Marine Debris Sources, Impacts and Solutions’. Springer-Verlag, New York, Inc
MMSC. 1989. Marine mammals and sea turtles that stranded after ingesting or becoming entangled in man-made items. Unpublished report, May 1989 by
the Marine Mammal Stranding Centre (MMSC), New Jersey, USA
Coe, J.M. and Rogers, D.B. 1997. ‘Marine Debris Sources, Impacts and Solutions’. Springer-Verlag, New York, Inc – Walker and Coe 1990 - Common Dolphin
Shaver, DJ & Plotkin, PT. 1998. Marine debris ingestion by sea turtles in South Texas: Pre- and post MARPOL Annex V. In Byles, R & Y Fernandez (compilers).
1998. Proceedings of the Sixteenth Annual Symposium on Sea Turtle Biology and Conservation. NOAA Technical Memorandum NMFS-SEFSC-412, 158pp.
Coe, J.M. and Rogers, D.B. 1997. ‘Marine Debris Sources, Impacts and Solutions’. Springer-Verlag, New York, Inc - U.S. Natl. Mus (cited in Walker & Coe 1990)
A. Collet, personal communication - Risso
Coe, J.M. and Rogers, D.B. 1997. ‘Marine Debris Sources, Impacts and Solutions’. Springer-Verlag, New York, Inc – Day 1980; Robards et al., Chapter 6, Coe
and Rogers; Bourne 1976; Van Franeker 1985; Moser and Lee 1992 – Northern fulmars.
Lutz P. 1990. Studies on the ingestion of plastic and latex by sea turtles. In Proceedings of the 2nd International Conferences on Marine Debris.
Penrose, R.S. UK and Eire Turtle Strandings & Sightings Annual Report 2002. 2003. Marine Environmental Monitoring
Beachwatch 2005 The annual Beach litter Survey Report. 2006. Marine Conservation Society.
International Coastal Cleanup 2004
Andrady A.L. 2000. Plastics and their impacts in the marine environment. In proceedings of the International Marine Debris Conference on Derelict Fishing
Gear and the Ocean Environment.






風船飛ばしをした後、何が起こりますか?
mcs15.jpg

風船は空気中を上昇し,あなたの視界から消えます。
しかし環境から無くなったわけではありません。

生物+風船の破片=生物の死

風船で野生生物の生命を奪うことができます。


「止めましょう!」
風船の使用者がするべき、MCSのキャンペーンです。


我々の海、海岸そして野生生物を保護しています。 ― 現在、そして、将来の世代のために。





さて、このパンフレットの参考文献に日本の資料がありませんでした。
欧米では数多くの調査や研究の積み重ねに基づき、ゴム風船が
野生生物に有害という指摘がされていますが、日本ではほとんど
そんな資料がありません。 それなのに環境に優しい? 

どういうことなのでしょう。 単に日本は調査をしてないだけでは?

日本における風船飛ばしの安全性の資料には...

風船とばしについての資料より
A、北海道大学水産学部による父島沿岸の漂流物の研究報告をした荻教授は、「過去500点以上の外洋漂流物の中にゴム風船は認められませんでした。少なくとも、日本の報告例には海面に浮いた状態のゴム風船は一つもない。また魚網にかかり事故死した3,000~4,000羽の水鳥の胃からもゴム風船は認められませんでしたし、日本獣医大学での標本データにもゴム風船による死亡例はありません」と話している。
B、海亀に天然ゴムとビニールを給餌する研究では "驚いた事に、どの海亀(5頭)も無色透明なビニールは食べなかった"と報告している。これは、もし脱色したゴム風船が海面を漂っていたとしても海亀はクラゲと間違って食べないし、もし間違って食べたとしてもそのまま排出され無害であると言う事である。


これはよく見れば
(A1)「父島周辺の過去500点以上の外洋漂流物の中にゴム風船は認められません」という調査はサンプル数がわずか500では調査していないも同然。
(海を回遊する被捕食動物のクラゲの数がそれよりずっと多いことからもわかるでしょう。クラゲを主食とする世界最大のウミガメのオサガメの成体は1日に重量にして100Kgものクラゲなどを食べます。周辺近海にオサガメの成体が100頭いればその個体群だけで1日に10トンも食べられているわけです。 その10トンの中に1個数グラムのゴム風船が何個も混入している可能性は少なくないでしょう。)

また日本近海でなく東京(言い換えると風船ゴミの発生源)からはるか南方に1000Kmの父島近海での調査。本当は日本の太平洋沿岸を通過する黒潮(日本海流)あるいは親潮の経路である本州東方の太平洋上にある北太平洋海流に沿って観測しなければいけないわけで、その海流にほとんど関係しない父島近海での調査は調査資料に値しないことが分かります。
10091981.jpg

(A2)「魚網にかかり事故死した3,000~4,000羽の水鳥の胃からもゴム風船は認められません」は、書かれているとおり多くが魚の網に絡まったことが主な死因。調査の対象物が間違っています。

(A3)日本獣医大学はインターネット上に見あたらないのですが...海洋生物の研究は行なっているのでしょうか?

(B)「天然ゴムとビニールを給餌する研究では "驚いた事に、どの海亀(5頭)も無色透明なビニールは食べなかった」ですが、亀の成長の度合いが分かりません。同じ風船の破片であってもカメの成長の違いによる体の大きさの違いから誤飲の危険性が異なる可能性は高いです。その意味ではサンプル数がたったの5頭で安全性の評価を下すという事自体がむしろ「驚いた事」でしょう。
 上の資料にもあるとおりアメリカで小さいウミガメが風船を飲み込んで4ヶ月も排泄されず衰弱してしまった事例があります。 自然界での衰弱は餓死やほかの動物に補食される可能性が高まり致命的です。つまりウミガメには誤飲を起こすゴム風船は有害です。 また名古屋港水族館とNHK教育の環境番組「たったひとつの地球」(清水國明出演)の1頭の成体のウミガメの実験ではウミガメが500mlペットボトルや菓子袋(ベビースターラーメン)なども飲み込もうとしました。
2009年にカナダ・トロント大学などの研究グループなどの1世紀以上に渡るオサガメの死因調査で、近年(1968-2007年平均)は死亡したオサガメの約4割に風船などの人工ゴミが胃腸に入り、一部はそれで閉塞を起こし死因となっていたことを裏付けています。


ちなみに日本でビーチクリーンアップ運動は行なわれているものの、風船飛ばしの影響調査は1990年代後半以降、全く行なわれていないも同然。その一方イギリスをはじめ欧米で現在まで行なわれ続けている影響調査はそのまま、民間の環境意識の関心の高さを裏付けていることは興味深いことです。

※ちなみにこの北海道大学水産学部の調査の資料ですが、調査日時や期間、方法などの詳細がありません。
 本ブログではこの引用された資料の詳細について、問い合わせのメールを北海道大学にお送りしております。
 (2010年9月14日送信) 大学の威信にかけて調査の詳細を教えて頂きたいと思います。

※残念ながら北海道大学からのご回答は得られておりません(2010年12月15日時点)


このように、ウミガメをはじめ野生生物が風船の誤飲や風船のひもに体が絡まり
亡くなっているという事実は、「上空8000mまで到達」「バラバラになり落下」
「土に還る」などといった環境に優しいとする根拠を意味のないものにし、
飛ばす数が増えれば増えるほどゴミが環境にまき散らかされ、野生生物が
風船の誤飲やひもが体に巻き付く率が上がり、それが原因で命を落とす個体が
増えるという事実だけが残る
のです。


日本は海に囲まれていますが、その海は海外ともつながっています。でも海に住む生物に国境はありません。


日本バルーン協会のホームページで...
風船飛ばし(バルーンリリース)についてですが、マスコミ等の誤報で最近では確かに少なくなりましたが、飛ばし方のルールさえしっかり守ればまったく問題ないことですので是非実現してください。」
...とありますが、果たして「誤報」だったのでしょうか? そして「まったく問題ない」と言い切ることができますか?


※なお、木綿糸であっても野鳥に絡む事例が発生しています。(以下参照、英語)
http://www.mcsuk.org/what_we_do/Clean%20seas%20and%20beaches/Pollution%20and%20litter%20problems/Swift%20reaction%20as%20charity%20bans%20balloons%20releases

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Take a stroll with MCS Beachwatch(漂着ゴミ映像)

風船飛ばしで野生生物の命が奪われます!

エコ風船を含む天然ゴム風船の大量の風船飛ばしは、野生生物の誤飲や絡まり事故の原因となり命を落とします。

欧米では天然ゴム風船(エコ風船)による風船飛ばしが、分解前の風船の誤飲ひもの絡まりにより命を落とす原因となることが分かっています。

mcs15.jpg

このブログでは野生生物に影響を及ぼす1万個を超える悪質な風船飛ばし(バルーンリリース)に反対します!

日本では、業界により「土にかえるから環境に優しい」という風船飛ばしの安全PRが行なわれていますが、野生生物に対する十分な影響調査が行なわれていません。ご賛同される方はJEAN・クリーンアップ全国事務局日本ウミガメ協議会などの環境団体に提言をお願い致します。



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